オムニバスライブ公演
新中野サマータイムブルース
2023年7月17日 新中野 Waniz Hall
らちゃかん4年ぶりの公演は、憂鬱を吹き飛ばす
ショートコメディをオムニバスでお届けします!
【演目】
①パソコン教室
②選ばれし者
③大事な挨拶
④ミカタの問題
⑤ラブリーエンジェル
「新中野サマータイムブルース」写真館です

撮影協力・高橋勧

とあるラジオ局。これは、番組に届いたメールが物語として展開する、オムニバスストーリーです。

DJの二人がメールを読みあげます。どんなメールかな?

物語のスタートです!


とあるパソコン教室。おじさん二人がブラインドタッチの練習をしています。

校長先生、めちゃボイン。おじさんたちはメロメロです。

新入生のおじさんも人数に追加。これからみんなで仲良く学びましょう。

「じゃあ、今日から新しい先生がやってきますので、がんばってくださいね。」・・・あらら?今日から別の先生になっちゃうの・・・?

今日もあのボインの先生に教わりたかったなあ・・・

新入生のおじさんが自慢げに出した自主製作のポエム絵本。レベルの低さにみんなで失笑。

空気が悪くなるおじさんたち。

そこに、ヤ〇ザのような先生登場。「誰だ今くっちゃべってたやつは?初期化するぞ?」

え?僕たち、今日からこんな先生に教わないといけないの?聞いてませんよ?

ヤ〇ザ先生に目をつけられ、胸板に顔をうずめられるおじさん。

ヤ〇ザ先生に、裏の部屋へと連れていかれるおじさん。初期化されちゃうのかな?

本当に、人格を初期化されちゃったみたい。

怪しいパソコントレーニングがスタート。

先生にメモリーアップを施していただきました。

おかしなおかしなパソコン教室。おじさんたちの運命や、いかに?


とあるバーで山口君(左)と相良君(右)が飲んでいます。相良君の悩みは、女の子にモテモテなのに、どの女の子にも興味がもてないこと。

そこに、先輩の高野さんが仕事を終えて合流。

高野さんのプチストーカー・影山さんも、高野君についてお店に入ってきました。

お店の従業員・永峰さんも、高野さんのことが大好きなようです。

高野さんをめぐって恋のライバルになってしまった永峰さんと影山さん。

二人のバトルがスタート。

高野さんをどれだけ好きかで争う二人。

「さあ高野さん、私と手を繋ぎましょう」「いいえ高野さん、私と手を!」

「あなた、高野さんのこと全くわかってないわね!」「あたなこそ高野さんの何がわかるっていうのよ!」

「キー!!!」

「あいたたた・・・・」

「高野さん、大丈夫ですか?」「ああ、ありがとう・・・」

「あ・・・・」

「見つけた。ちょっと静かなところで話をしませんか?」

触れ合った瞬間にオキシトシンホルモンが上がり、運命を感じてしまった相良君と高野君。二人は永峰さんと影山さんを残して、夜の街へ消えていきました。


中野区の扇子工房。もくもくとデザインを練る弟子と、扇子をチェックしている親方。

斬新なデザインを生み続ける弟子を見て、最近の親方は、自信を失いかけています。

「あなた、もうすぐマサミが帰ってくる時間よ」「お、もうそんな時間か。」 今日はアメリカで暮らしている子供のマサミが、3年ぶりに帰ってくるのです。

「そういえばマサミ、大事な挨拶があるらしいわよ。今日、大事な人を連れてくるって。」 と、奥さん。「なんだと?そんな話、聞いてないぞ!」

あせる親方。親方を勇気づける弟子。

マサミが連れてきた結婚相手は、アメリカ人。

マサミの結婚相手には日本人を望んでいた親方。そう簡単に許す気持ちにはなれません。

相手が芸人(スタンダップコメディアン)だと聞いて、親方はますます不機嫌に。

弟子も親方を説得しますが、親方は完全にヘソを曲げてしまいます。

本場のスタンダップコメディを披露。腕前はアメリカで準優勝したほどのもの。

そして二人の間には、既に新しい命が。

ショックを受ける親方。二人の運命はどうなるのでしょう。

親方の作風とは違う斬新なデザインの扇子を見つける二人。

でも、気に入ったのは斬新な弟子の扇子ではなく、シンプルだけれども優しい色合いの親方の扇子。

二人の目標は、持つ人を思いやる親方の扇子のように、優しい気持ちでお互いをサポートしあう夫婦になることなのでした。

それを聞いて、心がほどける親方。二人の結婚を認めます。

ふつつかな子供ですが、どうか、よろしくお願いします。

ありがとう!私たち、幸せになります!

二人ともおめでとう。

めでたしめでたし。


世紀の大発見をした、とある考古学発掘チーム。新人の向井くんが何やらゴネています。

発掘した土器と鑑定結果を持ってきた太田。

なんとこの土器、日本最古の土器との鑑定結果が!色めき立つ発掘チーム。

おい、なんかオマエ、暗いなあ。一緒に喜ぼうぜ!

「この発見は、第一発見者である君の名前で発表してもいいと思っているんだよ!?」それでもなぜか喜びを見せない向井くん。

浮かれた拍子に、自分たちの大不倫まで発表する隊長と助手。

土器の発表権やら不倫のことでパニックになる一同。

「こんな卑猥な形の土器を、みなさん本気で発表するおつもりですか?」

何のことか全くわからない3人。「疲れてるんだな向井くん、働かせすぎて、すまない。」

ああああああ!!この形は・・・・!!!

「オマエ、いつから気づいてたんだ?」「最初からですよ?」

「じゃあ、発表は取りやめるんですね?」「いや?」「だってこれ、チン・・・」「だからどうした???」

「さて、そろそろ発表の時間ですよ。」「イエ~イ!」

「もうこのチーム・・・やめよう・・・」

舞台は小休憩

しばしの間、セクシーな山口峰範をお楽しみください。


ウイルス感染した親方のノートパソコン。それを修理する、修理屋の二人。

「もうこれはうちのスーパーウイルス駆除ソフトを使って直すしかないわね。」

ウイルス駆除ソフト注入!

自らウイルス駆除ソフトとして、パソコンにダイブインすることにした二人。

ウイルスとしてパソコンの中で悪さをしている、パソコン教室のおじさん三人。

そこにやってきたさっきの二人。

美少女スーパーウイルス駆除ソフト・ラブリーエンジェル バージョン7.2

ラブリーエンジェルVSコンピューターウイルスの戦いの火ぶたが、切って落とされた。

戦いを有利に運ぶ、ラブリーエンジェル。

ウイルス空間、発動!

ウイルス空間で、戦況を逆転されてしまったラブリーエンジェル。

ウイルスたちの分析を済ませたラブリーエンジェル。

「思い出しなさい。パソコンを始めた時の、純粋な気持ちを。」

ウイルス空間が消え、再び戦いを有利に運ぶラブリーエンジェル。

そして、決着。

ありがとう、ラブリーエンジェル。さようなら、コンピューターウイルスたち。

カーテンコール。

終演です!!

夜、客席を片付けて、劇場を打ち上げ会場にしました。

左から客演の三嶋亮太さん、大橋健一さん、相良元城さん。

ピザをほおばる影山美香。

大橋健一さんと、山口峰範さん。

舞台監督の夕起ゆきおさんと、高野ちん太郎。

劇団員三人のスリーショット。

最後までご覧頂き、ありがとうございました~!!!






































































































■STAFF
脚本 藤田英明 高野ちん太郎 永峰あや
演出 高野ちん太郎 永峰あや
舞台監督・照明・音響/夕起ゆきお
宣伝美術/高野ちん太郎
記録写真/高橋勧 撮影/松井晃一朗
制作・脚本協力/上野ゆう子
製作/らちゃかん
※パソコンで見ると、公演のスライド写真もご覧頂けます。