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過去公演

第23回公演

グッナイ・オリバー

2019年7月17日~21日  テアトルBONBON

依存症回復施設「メゾンドオリバー」
むかし幼い頃に自分を捨てた父・織場良治が
唯一遺したのは、そんな変な名前の施設だった。
ここでは長い間、さまざまな人達が共同生活を送ってきたらしい。
ひょっとすると昔、平成の終わり頃に流行ったシェアハウスみたいなものなのかもしれない。
1つ違うとすれば入居者全員が、"どうしても止められない何か"をもっている、ということだけだ。
アルコール、買い物、ギャンブル… 。
そんな人達とここで過ごしてきた父の二十数年間は、どんな日々だったのか。自分には知るよしも無いし、興味も無い。
ある日、取り壊しが決まった「メゾンドオリバー」で、気の進まない遺品整理をしていると、一人の女が訪ねてきて……。
らちゃかんがおくる、やめられない止まらないワンシチュエーションコメディ!

「グッナイ・オリバー」写真館です
撮影協力・高橋勧
「前半」「後半」のラインナップです。
依存症回復施設メゾン・ド・オリバー
毎晩、20時に夕礼が行われます
織場さんの指導の元、全員の前で一人ずつ日々の取り組みを発表します
アカネさん(処方薬依存症) 東海林さん(買物依存症)
多恵さん(アルコール依存症)
両国さん(女装依存症) 南部さん(ギャンブル依存症)
寮長の織場さん。多恵さんの事を気にかけているようです。
東海林さんの注文を届ける密林配達員の鳥谷さん
東海林さんの部屋の前には購入した美容器具が溢れています
酒を買いに外出しようとする多恵の前へ、アカネがバッタリ
依存に苦しむ多恵を、順調に回復しているアカネが励まします
離れ離れの息子の声を聞きたくて電話する寮長の織場。離婚した奥さんから拒絶されます。
25年後。廃墟となったメゾン・ド・オリバー
取り壊しの決まった建物を片付けに来た織場の息子・良太
そこにまた一人訪れた、多恵の娘・かすみ
半年前に死んだ父親のことは、母に手をあげていたことしか知らない良太
現代。女装癖のある漫画家の両国と、ギャンブル依存の南部
隠れて息子の野球を見に行った南部に、息子に伝えたい想いを施設の連絡帳へ書くよう勧める両国
25年後 漫才コンビ「炭酸ず」おさむと太一
おさむは南部さんの息子。太一はそのつきそい
良太たちと出会う炭酸ず。
4人はなぜ同じ日に集まり、出あったのでしょう
その謎を解くため炭酸ずは廃墟を探検してみることにしました
別れた奥さんに息子へのストーカー行為がバレた南部さん
順調に回復しているかに見えたアカネさんが、薬に手をだし倒れてしまいました
織場の指示で、依存症に負けた原因を話させられるアカネ
依存症の苦しさを鬼気迫る表情で鳥谷に語る織場
25年前の連絡帳に目をやる良太
母親の多恵の命が残りわずかであることを良太に告げるかすみ
25年前の母親に思いをはせるかすみ
早く回復して娘に会いたい。矛盾する自分の現状に苦しむ25年前の多恵
連絡帳にはそんな多恵や南部、両国さんの想いが書き連ねてあります
25年後。配達員が何かの荷物をもってきて不在票を置いていきました
廃墟で大量の漫画原稿を発見した太一
おさむに、父である織場への感情を語る良太
現代。織場には何か秘密があるらしいことを多恵に語る鳥谷
別の回復施設へ移ることを決めたアカネ。それを必死に止める織場
織場に不信感を抱く多恵
開かずの部屋にこっそりと入る織場
一通り片付けが終わり帰ろうとする現代の4人。
この家には大量の遺品があることにテンションがあがる太一
現代。この施設を出ていくことを決めたアカネ
それを許さない織場。異常性を見せ始める
強引に夕礼を始め、アカネたちを追い詰める織場
「織場さん、昔ここで何があったんですか?あの部屋には何があるんですか?」
開かずの部屋の鍵を
発狂する織場
部屋から現れたのは、なぜか鳥谷ソックリなコウノ鳥の精
織場を含めあっけにとられる施設の面々
説教を始めるコウノ鳥の精「あなたたちはここに何をしに来ているんですか?」
回復したら誰に会いたいのかを思い出した施設の面々
それを見届け去っていくコウノ鳥の精
織場もまた、「人」に依存する依存症患者だったことを知った施設の面々
順調に回復へ向かっているみんなの元に、織場が戻ってきました
再び寮長として迎え入れられた織場
依存症だった自分たちの想い出をタイムカプセルにしまうことを提案する東海林
箱には、25年後の誰かに向けたメッセージも入れられました
25年を経てタイムカプセルを届ける鳥谷
25年前の母親の想いが溢れたメッセージを読むかすみ
そこには南部や両国からのメッセージも
国民的漫画の作者・両国が、自分の父親だった事実を知る太一。
そして一つの鍵が
鍵をあける良太。なんとそこは、かつて良太の子供部屋だった場所だった
父親の自分への想いを知り、この部屋でくらしていた過去も思い出した良太
壁紙をはがすと、そこには壁いっぱいにメゾン・ド・オリバーの人々が書きなぐったメッセージが
彼らの前に、25年前のメゾン・ド・オリバーの想いがくっきりと浮かび上がり、暗転。
これで終演!
【織場さん】綱川敦
【多恵さん】宮嶋みほい
【あかねさん】永峰あや
【東海林さん】めつぎさとみ
【両国さん】高橋志朗
【南部さん】高野ちん太郎
【良太】梅坊主
【かすみ】影山美香
【太一】大川篤史(芝居企画TECALL)
【おさむ】山口峰範
【鳥谷】伊藤大介(芝居企画TECALL)
続いては舞台の「裏側写真館」でございます
チラシのイラストを細かく再現したポップな舞台になりました
こんな小道具たちもチラシのイラストの色合いを忠実に再現!
みんなの想いが溢れた壁書き
開かずの部屋に残されていた良太の玩具たち
本番前や本番直後の楽屋は、いつも賑やかでした
開演前の物販チーム!
上手(かみて)側の出はけ口。開演前はここで出番を待ちました
上手(かみて)には役者たちの衣装や小道具も一緒に待機
正面裏側はコウノ鳥さんの衣装なども
下手(しもて)南部さんの部屋側には、おもに南部さんの衣装が待機していました
テ稽古場での現代チーム
稽古場での過去チーム
演出をする藤田さんと、元座長の荒井志乃
そんな稽古の成果をみせるべく間もなく開演!
開演前はみんなで喝入れ!
いよいよ開演!冒頭に戻ります。最後までご覧いただき、ありがとうございました!!

■CAST

【織場】綱川敦   【多恵】宮嶋みほい
【アカネさん】永峰あや【東海林さん】めつぎさとみ
【両国さん】高橋志朗  【南部さん】高野ちん太郎
【良太】梅坊主 【かすみ】影山美香
【太一】大川篤史(芝居企画TECALL) 【おさむ】山口峰範
【鳥谷・コウノトリ】伊藤大介(芝居企画TECALL)

■STAFF

作・演出 藤田秀明
舞台監督/関口杏珠 (Attractive Performance) 美術/荒川真央香
照明/吉村愛子(Fantasista?ish) 音響/夕起ゆきお
記録写真/高橋勧 撮影/松井晃一朗
制作/上野ゆう子 らちゃかん

※パソコンで見ると、公演のスライド写真もご覧頂けます。

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